「自らの力で現状打開を」

標準
◆「無知があまりにもはびこり、真実があまりにも理解されない」
重要問題とは何か。
米ソの冷戦の最中、ケネディ大統領は、「世界平和」と演説で語った。
また、国連では、「もし両国が十分に安全でいるためには、水素爆弾よりもはるかに優れた武器(中略)が必要」と語りかけ、それは「世界的協力に他ならない」と言い切った。(ケネディ演説集から)

◆我が国の防衛費は5兆円を超えた。
兵器の拡充や軍事同盟だけでは、真の平和、究極の安全安心は求められないのでは。
このままでは「軍拡競争のジレンマ」に陥る恐れは否めない。

◆今一度、ケネディの「平和的協力」という言葉に思いを馳せ、本当に現状の進め方で国民の安心安全、幸せが守られるのか良く議論し、適切な方向性を打ち出してもらいたい。

◆権威者は耳に逆らう言葉も真摯に受け止める度量と謙虚さが欲しい。
議会で多数派を占め、おごりに満ちた言動は、失言や失態になり、見るに忍びない。
国民や少数意見を無視しているようにも思われる。
大いに反省してもらいたいものだ。

◆香取市に置き換えると、ある人は病院を良くしてもらいたい、ある人は子育て支援の拡充を、教育行政に力を、老人対策を・・・などなど、要望は広範多岐に亘るが、受け皿はひとつしかない。
これらのニーズを調整し円滑に運営するのが役所の仕事である。
限られた予算の中で、重要度緊急度を秤にかけ運営されているが、情報や理解不足により市民の不満は募る。

◆そこで思い出すのが、ケネディ大統領の就任演説だ。
「国家が諸君のために何をなし得るか問わず、諸君が国家に何をなし得るかを問いたまえ」だ。
私なりに解釈すれば、志に要求ばかりする人が多い自治体は衰退する。
自分たちの地域に対し何ができるかを考えて行動する人が多い自治体は発展していく。
自明の理である。

◆香取市の行財政事情は厳しい。
加えて人口減に歯止めがかからない状況だ。
現状維持は退歩に等しい。
新しい構想や新機軸での現状打開が求められる。
幸いにもこの10年間、合併特例債を活用しての大型事業も進んだ。
更に、延長された特例期間と特例債を活用し、将来に布石を打っておくことができる。
冒険を恐れては果実も小さい。
「虎穴に入らずんば虎児を得ず」の諺もある。
市民自らの汗と努力でこの先の難題を解決していこうではありませんか。
このまま手を拱いていると消滅自治体になりかねない。
行動あるのみだ。