「諦めない心が大事」

標準
◆先日某テレビ局の「ものづくり日本の軌跡」の番組の中で、「魚群探知機」を開発した兄弟の記録を観た。
戦後日本の食糧難を少しでも助けたいという「強い志」が4年間の悪戦苦闘を乗り越え開発に成功。
この成功の根底にあったのは、工夫に工夫を重ねても完成に至らなかったが、諦めずに更に工夫を加えたことによるもので、難題に直面しても「諦めない心」で、創意工夫をもたらし、人を動かしたところに感動を覚えた。

◆「諦めてはいけないこと」に思いを馳せれば、私たちの身近にも、現状、ハードルが高く手の届かないが諦めてはいけない、なんとかしなければならない課題がある。

◆香取市にあっては「人口減少対策」という難題がある。
その中で最たるものが「地域医療の安定と拡充」がこれにあたるのでは。
具体的には、「医師の確保や産科診療の復活」である。
地方の公立病院にとって、これらは至難の業である。
「これまで全力を尽くしてやってきた。これが全てで、もうこれ以上はどうしようもありません」というところまできている。

◆前述の兄弟のように、諦めないで最善を尽くす、「百尺竿頭一歩を進む」決意で頑張っていけば方策が見つかるのでは。
その方策とは従来の発想から脱皮し、新たなシステムの導入などを考えることで見つかるのではないだろうか。

◆その1つに「新病院の運営形態」がある。
従来通りの運営形態にするのか、それとも民間事業者に委ねるかを考える大変難しい選択となる。
まさしく難題で、この解決に当たっては「強い志と諦めない心」を持って当たらなねばならない。
決めるに当たってはタイミングがある。
新病院開設というタイミングがある今がその時では。

◆ますます進む人口減少、消滅自治体にもなりかねない。
首長以下公民協働でこの難題に諦めないで挑戦し、「地域医療が安定した、安心して住める香取市に」。
また、「住んで良かった、これからも住みたい」と言ってもらえる香取市にしたいものだ。

◆いつの時代も世の中を変えていくのは「諦めない心」であり、熱い情熱を持った開拓者である。
魚群探知機開発者記録から、私が学び取った教訓でもある。

因みに、「百年竿頭一歩を進む」・・・
広辞苑をひくと、「すでに工夫を尽くしたうえに、更に向上の工夫を加える」とある。
・・・心したい言葉である。