「絆は互譲互助から」

標準
◆セピア色した古いノートを見ていたら、「互譲互助」は日本人の道徳の根幹、と題し、出光興産の創業者、出光佐三氏の言葉が目に止まった。
何故、今、目に止まったのか?
先の大震災以来、公助・自助・共助などの「助ける」という言葉が脳裏にあったからと思われる。

◆大震災の中、生死を分ける状況下で被災地の皆さんの思慮深い思いやりの行動に、外国人は日本人の道徳心の高さに、驚嘆と同時に感銘したという。
道徳心の高さは二千年来の歴史の中で培われてきたもので、日本人の財産でもある。
その「互譲互助」の精神が、大震災という難局面において、今、全国版の「絆」活動につながったと私は考えたい。

◆事を成就させるには「絆」は大事である。
この度の震災の復旧・復興の完遂には、周到な計画と準備に加え、関係者の団結力という絆が求められた。
「絆」の繋がりが、あらゆる面において拡がる。生活支援・教育・文化やボランティア活動の支援や義援金募集などにおいてである。

◆絆の繋がりを団結力としてみると、サッカーなでしこジャパンの優勝にも言える。
日頃培った技術力・体力に加え、逆境にも諦めない精神力と互いに助けあう強い団結力という絆があればこそ成し得た偉業ではなかったか。

◆香取市も震災からの復興にむけ、絆をベースにまち起こしの復興事業が始まった。
道路、上下水道のライフライン・学校・公共施設などの本格復旧、農地・家屋などにおける液状化対策等など、どれひとつとっても重要な事業である。
震災復旧にはお金と時間と人材の投入を再優先にして、住民の期待に応えてもらいたい。

◆震災の復旧・復興対応に限らず、行財政改革にも通用するのではないかと思う。
絆を大切に「つながろう かとり」を合言葉に、夢と希望のある明日に夢に向かって、果敢に挑戦していかねばならない。
私も「めげない、逃げない、くじけない」の心意気で対処していきます。

◆奇しくも、現役時代、私の現場管理の方針は、チームワーク(絆)を基盤にした「一人は皆のために、皆は一人のために」であった。
今回、出光佐三氏の「互譲互助」の言葉に出会ったことで、私のこれからの活動に更に大きな自信を与えてくれたと思う。